ZIPPOライター
今までに何個も自分で買ったし、人から貰ったりもしてるのでその数は結構なものになるはずだ。だけどそれと同じくらい失ったりもしてきたので、家中を探しても2、3個くらいしか残ってないだろう。
その中のひとつがこれ。

底に2001年の刻印があるシルバー製。

真鍮のものとは違い、開いた時の音がとても軽やかなところが気に入っていて長い間愛用していたモノだ。
でも、もう使っていない。
なぜならボクは今、人生で2度目の禁煙中である。
1度目は、今からもう20年近くも前のこと。その時の禁煙は1ヶ月間続いた。
なんで禁煙なんかしようと思い立ったのか?については、はっきりした理由は覚えていない。
今のような時代とは違って、そんなにはタバコを吸うことが肩身の狭いことではなかったし、公共の場でも、社内のデスクでも、どこでも当たり前のようにタバコが吸えていた時代だ。
なのでそれは、ちょっとした軽い思いつきから始めたことだったのかも知れない。
ただ1ヶ月間続いた禁煙に終止符を打ったその日のことについては、20年近く経った今でもはっきりと覚えている。
当時、会社の独身寮暮らしだったボクは、電話で彼女とおしゃべりをしていた。それがちょっとしたことがきっかけで喧嘩になってしまい頭にきたボクは電話を切ったそのあと、同部屋の後輩が持っていたセブンスターのパッケージを奪うなりタバコに火を付けた。
頭がクラクラ〜っとしたその瞬間に、1ヶ月間続いた禁煙はあっけなく終わってしまった。
皮肉なもので禁煙した理由なんてすっかり忘れてしまってるのに、終わりについては今も忘れられないままでいる(苦笑)。
それから月日が流れて人生2度目の禁煙。実はこれがもうかれこれ2年近く続いているのだ。
だから禁煙と表現するよりも、タバコを止めてしまったと言った方が相応しいのかも知れない。
でもそれを敢えて禁煙中と表現するのは、ボク自身の中で、またいつの日か吸っても良いかなと思っているからに他ならない。
なら今度いつ吸うのか、Xデーはいつか?それについては、はっきりと決めている。別に吸わなくてもいいんだけども、もしその時が来て吸いたかったらの話として...
その日は、ボクにとって人生最高の日と決めている。たとえば宝くじで1等賞が当たったとか、とてつもない偉人になれた日とかそんな日がいい。
1度目の理由みたいに嫌なことがきっかけだと、ずっと嫌な思い出が忘れられずに残ってしまう。
ならば後々になって、なんで禁煙を止めたんだっけ?と思い出したときに、おおー!我は偉大なりー!なーんて、その時のことを思い返せたとしたら幸せだと思うから(笑)。
果たして、そんな日は訪れるのか...?


